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2017年4月19日水曜日

京都でホームスパンを習い始めました。

ホームスパンとは、もともと羊農家さんが自宅用に自分の羊の毛を紡いで織って織物を作る事のようですが、私は羊を飼っていないで、買った羊の毛を使います。
今回はシェットランド地方の羊さん一頭分の羊毛を使います。
広げてみるとこんな感じ。
この写真を見せると、何人かの方がリアルすぎて怖い。・・・なんて言われるのですが、羊さんは年に1回毛刈りが必要なのですよ。
毛刈りをしたからといって、羊さんが死んだり、虐待されてるわけではないので安心して下さいね。

洗う前の羊毛はちょっと野生の匂い。
脂分も多いです。
場所によって用途が変わります。
1番柔らかいのは首の周りらしいです。
一度に全部洗うことはできないので少しずつ洗います。
今回、私は初めての経験なので、失敗しにくいように1番硬い後ろ足の周りの毛洗いに挑戦。
先ずはぬるま湯で洗い、大まかな汚れを落とします。
それから60〜70度くらいのお湯にモノゲンを入れて半日くらいつけおき洗いをします。
それから再び丁寧に汚れを落としていきます。せっかくの柔らかいフワフワの羊毛がフェルト化してしまわないように、お湯の温度や扱い方に注意が必要です。
私好みのちょっとグレーがかった羊毛がフワフワになりました。
乾いたらますますフワフワです。
紡ぐのが楽しみです。
羊毛の部分によって毛の色や柔らかさが微妙に違うので用途を変えるなんて、実際に洗いからやらないと味わえない事ですね〜。
庭で育った綿もそうですが、素材を大切にする気持ちが強くなるし、紡ぎと織りの楽しみが増します。
次は草木染めにも挑戦します。